看護師の人手不足の現状とは

看護師は以前から人手不足と言われていますが、看護師を目指す人も増加傾向にあります。
医療業界の中でも看護師は待遇が良く、将来の安定性を考えて受験する人が多くいます。
また、人材不足の影響で求人数も多いため、他の医療機関への転職を検討する人も多数存在します。

看護師には正看護師と准看護師があり仕事内容に大きな違いはありませんが、原則として准看護師は正看護師の監督の下で業務を行います。
また、現状では准看護師の求人は減少傾向にあり准看護師になる人も少なくなっています。
そのため、正看護師になるために4年制大学に進学して正看護師の国家資格取得を目指す人は多いです。
ただし4年生大学を出て国家資格を得たとしても、実際に看護師として就職しない人もいます。
また、家族の介護のために離職する人も増えてきています。
そのため、求人の多さに対してそれほど看護師が増えない状態となっています。

つまり、看護師免許を取得する人は増えていても、現状として看護師の求人の多さに対して看護師になる人の数が追い付いていないため、今後も看護師不足は続くと考えられます。
医療機関側も何とかして看護師になる人を増やす取り組みをおこなったり、今働いている看護師の職場環境改善に務めたりといった努力が続けられています。
例えば、入院施設のある病院では夜勤を専門に行うスタッフを雇い、常勤スタッフの負担の軽減を試みたり、大きな病院では院内に保育施設を設置したりといった取り組みが行われています。